起業というと世間一般では特別なイメージがあり、才能ある人間がするものと思われがちである。
しかし実際には起業は特別なものではなく、凡人にもできてしまうのが起業なのだ。
たとえばオークションで買値と売値の差で儲ける「せどり」だって立派な起業だし、身内からホームページ制作を請け負ったりするのも起業である。ブログを書いて広告収入を得るのも起業である。
そしてインターネットやプログラミングを使ったビジネスは20代でも可能であり、頭が柔らかい時期ということで最高に相性がいいのだ。
20代での起業は全然問題ない
「20代で起業」というと、何か特別なことに聞こえるかもしれない。
たしかに起業する人は少ないし、お金の知識がない20代ともなればなおさらだ。
しかしながら、日本では起業することそのものが漠然と捉えられているのが現実である。
ちょっとしたお小遣い稼ぎから社会を変えるベンチャー企業まで、一括りにしてすべてが起業と呼ばれている。
そのような現実のもとで、起業、それも20代となればマイノリティすぎて特別扱いされるのも無理はない。
起業に関する認識が漠然としている日本では、20代で起業というマイノリティ過ぎる事実が理解され難いのだ。
認識が漠然としているから何か問題があるのかもと考えてしまいがちで、起業そのものに足の付いた議論ができれば何の問題もないことが理解できる。
問題がないことについては、「ブログでお小遣い稼ぎすることがダメか」というのを考えればわかりやすい。
ブログを書いてお小遣い稼ぎするのは起業の一種だが、そこには何の問題もない。20代にとってはそのようなネット企業がメインであり、20代が起業することは全然問題ないのである。
スポンサードリンク
真っさらな頭は起業にピッタリ
実際のところ、違法な商売をするのでなければ、20代の起業も全然問題ない。
それどころか、頭が柔軟な20代こそ起業には向いている。大学生起業は絶好の条件だ。
社会に出てサラリーマンという働き方が続くと、「会社で働くこと=お金稼ぎ」という思考回路が定着化してくる。
3年や5年ならまだしも、これが10年単位で続くとなると思考回路が完全に労働者のものに染まってしまう。時間の切り売りでしか稼げなくなるのは自明だろう。
20代という頭が真っさらな期間こそお金稼ぎの方法を覚えるのには適していて、ビジネスのやり方を素直に実践できるいい期間なのだ。
むしろ20代のうちに起業すべき
また、20代の起業には頭の柔軟さのほかにもメリットがある。
それは失敗してもダメージが大きくないことだ。
30代を過ぎて失敗し、とりあえず生活資金を稼ぐために就職となっても、あまり採ってくれるところは少ない。35歳以上を欲しがらない企業が多いのは有名だろう。
その一方で20代のうちであれば、起業に失敗しても就職が可能である。たとえば24歳に起業したとして、3年してもうまくいかず、生活資金を稼ぐために就職する場合、第二新卒ということで就職することが可能である。
起業にあたってはお金や経営の能力だけでなく、広告技術やプログラミング技術も身につく。そのような万能な人材を欲している企業も存在し、マーケティングを売りにする場合でも数値的データを示せば問題ない。現にマーケティングができる人材は歓迎される。
もちろん起業に失敗しても借金がなければ再起可能で、もう一度チャレンジすることができる。
つまるところ、年をとってからの起業よりも選択肢の数が多いのだ。
チャレンジは早い方がいい
年をとってから起業するということは、それだけ守るべきものができてから起業するということでもある。
結婚すればそれだけ家庭に時間を使わなければならなくなるし、子育てする必要も出てくる。
経済的にも稼がなければならない立場なため、起業のハードルは上がってしまう。
そのうえ、ほとんどの人は起業というものに対して関心がなく、理解もない。
そのため、家族が起業するとなれば嫁ブロックを喰らうのが当たり前だ。
それとは反対に、20代で起業する場合、嫁ブロックも子育てもない状態で起業することができる。
すなわち起業を止めるものがなく、自由度の高い状態であれこれと活動できるのだ。
ビジネスをすることにおいて、フットワークの軽さは超重要だ。
チャンスというのはある日突然にやってきて、急速に去ってしまう。
たとえばの話、仮想通貨は変動幅が激しく、暴落時に買っておけばそれこそ儲けることができる。
しかしながら仮想通貨の暴落の話というのは常に情報収集をしていないとつかめないし、いざ行動に移そうと思っても、お金などの準備が整っていなければ行動できない。
そうして行動しないでいるうちに、チャンスは終わってしまうものなのだ。
実際、ビットコインの価格が暴落しても、下がっている期間はごくわずか。
そのわずかな期間を察知し、まとまった額のお金を投じなければならない。
サラリーマンだとお金持ちになれない理由というのもこの辺りにあって、新しいものにとりあえず手をつけてみる、手を付けるだけの時間やお金を確保するのが難しいという現実がある。
人間、チャレンジするのであれば、守るべきものがないときにやるべきなのだ。
スポンサードリンク
大学生こそ起業のチャンス
20代のなかでも、とりわけ大学生は起業に向いている時期だ。
なぜかといえば
- 失敗しても立て直しが容易
- 余計な出費がない
- 時間を確保しやすい
といったメリットがあるからである。
この際「親から経済的独立をしていなければ」というべき論はどうでもよい。
大学生は親からの仕送りがあり、自分でお金を使うことが少ない。家賃も出してもらえるし、生活費も出してもらえる。
もしビジネスを始めてうまくいかないとしても、生活に必要なお金は親が出してくれるから、立て直すのもそれほど難しくない。
また大学生は時間を確保しやすい時期であり、やることさえやっていれば時間が余りまくる。4年生なんかは文理ともに時間に余裕のある時期だ。
自分でお金をやりくりしないという特徴はあるものの、自分のビジネスに集中しやすいという点で大学生は非常に有利である。
特にブログを書いて広告収入というのはやり方によっては5桁6桁はいくため、大学生起業の定番と言ってもよい。
たとえうまくいかなくても軌道修正のチャンスは多分にあるし、年単位で時間が取れれば数百ページのブログを複数個作ることも可能である。
それぐらいのコンテンツ量があれば、むしろ失敗する方が難しい。
チャレンジし続けられる期間
いくら起業するといっても一定期間はゼロ円で働くことになるし、ビジネスを軌道に乗せるまでにも時間がかかる。
またビジネスに失敗は付き物であり、特に最初にやることはほぼ確実に失敗するといってもよい。
そのような事実がありながら、チャレンジし続けるのが容易。それが大学生の強みであり、起業に向いている理由である。
実際、この記事を書いている筆者も大学時代にいくつかビジネスを始め、うまくいったものを継続している。
最初はバンドをやろうとするものの、そもそもの初期投資の額の大きさ、スタジオを借りたりするなどのランニングコスト、人を集める必要性から、音楽で稼ぐことは諦めた。つまるところ、起業失敗である。
その次はせどりをやるものの、仕入れに使う額が予想以上に大きいことを知り、撤退。無料でやる方法もなくはないが、確実性や利益の大きさに欠ける。
そうしてようやくブログで稼ぐことにたどり着き、今では複数のブログを運営している。
ブログは儲かるまでに時間がかかり、また記事の外注をすることも可能なため、一時期はブログを書く傍らプログラミングのアルバイトをしていた。アルバイトで稼いだお金を外注に回そうという考え方である。
もし生活のためにアルバイトをしていたら、稼いだお金をアルバイトに回すなどできない。しかし親の仕送りがあるのなら、稼いだ額を外注や教材という投資に回すことが可能である。
- 失敗してもすぐ次に行ける
- アルバイト代を投資に回しやすい
大学生のうちに起業の概念に気づくのは難しいが、自分で稼いでみて1円でも稼げれば「起業とはどういうものか」が実感できる。
そうして早く気づくことができればチャレンジ回数も増え、うまくいくビジネスも見つけやすい。
スポンサードリンク
20代のうちに生涯年収を稼いでしまう
20代で起業し、それがうまくいって生涯年収を稼ぐことができれば人生勝ち組である。
一般人の生涯年収である3億を稼げばあとは自由だし、さらに働いても問題ない。
万一20代のうちに生涯年収を稼ぎきれなかったとしても稼ぐノウハウは身についており、もし自分の商売そのものが破綻していなければ、稼ぎ続けて30代前半に3億のキャッシュも実現可能である。
いずれにしても一般人の生涯年収である3億を稼ぎきればあとは自由の身であり、好きなことをして生きていける。
音楽をやるもよし、本を書くもよし、はたまた世界を変えるプログラマーになるもよし。法律に違反しない限りは何をしようと自由だ。
10代20代で3億を稼ぎ切るのには時間的自由という大きなメリットがある。
普通の人が50代60代まで働く中、20代で既に遊んで生きていけるだけのお金がある。30年40年といった時間を、自分の思い通りに使えるのだ。
加えて、若いうちの起業であれば長時間労働も体力的にしやすい。ハードワークによって億単位のまとまった額のお金が稼げるのもわかりやすい。
若くして成功すればやりたい放題
若くして成功し億単位のお金を稼ぐことで、30年40年という時間が自由に使える。
20代での起業にはそのようなチャンスがあり、もし3億に達しなかった場合でも稼ぎ続ければよい。
またひとつでも自分で商売ができれば、儲けのネタは芋づる式に見つかる。複数の事業を展開すれば、億稼ぐことも難しくはない。
20代のうちにPDCAを回しまくって億稼げば、残りの人生やりたい放題。
残りの人生で自分のやりたいことを追求するのもいいし、さらに稼いで寄付に回すのもいい。
資本主義社会であるこの世界では稼いだ物勝ちであり、起業して稼ぐのは自由人への道なのだ。
スポンサードリンク
まとめ
もしあなたが今20代であるのなら、ぜひ起業を視野に入れてみて欲しい。
最初はブログを書くとか不用品をオークションに出すとか本当に小さなことでいいから、情報を集めて自分で商売してみよう。起業とは大したものではないことに気づけるはずだ。
起業して稼げるようになったあなたは、どこに行っても生きていけるだろう。
特に起業することでマーケティング、すなわちモノを売る方法が身につくので、たとえ失敗して雇われるとしても、非常に欲しがられる人材となる。
若いうちに起業してうまくいけば、残りの人生を自由に過ごせる。うまくいかなくとも儲ける能力がついているので、再チャレンジもそれほど難しくはない。
ここまできて実際に起業するかどうかはあなた次第。最初は辛くて仕方がなく、時には惨めな思いをすることもあるだろう。
しかし、うまくいって生涯年収を稼げばあとは自由だ。
あとはあなた次第。実際に起業するかどうか、自由な人生を手にするかどうかはあなたの行動が決めることだ。