日本には「お金の使い方がわからない」という人が少なくない。
これも当たり前のことだろう。学校ではお金のことを教えないし、お金のことを教えられる人はそもそも先生になろうとしないのだから。
この記事では「お金の使い方がわからない」「どうすればお金の使い方が身につくのか」という人に向けて、お金の使い方を身につけるためのハウツーを解説する。
一見すれば間違っているように見えても、お金の使い方を身につけるうえでは必要なことというのも多い。先入観を一旦脇に寄せておいて、まずは記事を読み進めてみて欲しい。
買い物をたくさんする
お金の使い方がわからない場合、買い物の回数を増やしてみるというのは有効だ。
「お金の使い方を学ぼう」という意識のもとで買い物の回数を増やせば、自然とお金の使い方が洗練されていく。
何も考えずにお金を使えば、お金は一瞬の快楽のためだけに消えていく。しかし勉強意識をもってお金を使えば、どんどんお金の使い方を身につけていけるのだ。
お金の使い方を学ぶ上では、貯金するのは一時中断だ。お金を使うのをためらうと勉強にならないし、自分のお金を使って勉強するという機会が減ってしまうからだ。
あなたの趣味は何か？趣味ひとつとっても買い物の機会があり、買い物を繰り返すことでいい物を選ぶ目を養うことができる。
趣味でも仕事用の勉強本でもいいので、とりあえずは貯金を中断して買い物を繰り返してみるのをおすすめする。
それによってお金の使い方が身につくし、どのように買い物をすべきかを勉強することができる。
スポンサードリンク
思考停止の貯金は、マネーリテラシーの定着を阻害する
お金の使い方がわからない場合についついやってしまいがちなことの１つとして、思考停止で貯金をするというものがある。
何か目的があって貯金をするなら話は別だが、何も考えずにお金を貯めるというのは、それだけお金を使う機会を減らしてしまうのだ。
お金を使おうとしないからお金の使い方を覚えられないのであるし、使う意思がなければ覚えるチャンスに恵まれるということもない。
理由のない貯金をしている場合には、自分にその目的を問いかけてみてほしい。
おそらくは「いざという時のために」という考えのもとでやっているはずだ。
実際のところ、いざという時のための額というのはそこまで重要な項目ではなく、お金の使い方が身に付いているかどうかの方がよっぽど重要だったりする。
お金の使い方を知れば、収入を増やしていくことも可能だ。それこそ、欲しいものを満足に買えるぐらいの額を稼ぐのは難しいことではない。
何の理由もなしにお金を貯めている場合、お金を増やす方向に切り替えた方がいいし、そのためにはお金の使い方を学ぶ必要がある。
今はインターネットが発達しており、ネットショップもかなり普及している。
物の価値を理解できるようになれば、持っているお金を何倍にも増やすことができ、いざという時に必要と感じているラインは速攻でクリアできてしまう。
それほど、理由のない貯金というのはチャンスをムダにしてしまうのだ。
今自分が欲しいもの、必要なものを紙に書いてみる
お金の使い方がわからない場合、
- 今あなたが欲しいもの
- 今あなたが必要なもの
をそれぞれ分けて紙に書いてみるのもおすすめだ。
欲しいものを書いてまとめてみると、意外とそこまで出てこないものだ。あれこれ欲しいとは考えるものの、紙に書き出してみると意外と欲しいものが少ないことに気づく。
また仕事でも日々の生活でもいいので、「必要なもの」も同時に紙に書き出してみてほしい。ほしいのか必要なのかで判断し、どちらであるかを分けてみれば、「欲しい」と「必要」の違いを体感することができる。
紙に書いて分類された結果を見ると、それぞれに法則性を感じ取ることができるだろう。必要なものにはあまり考えずにお金を出しているはずだし、欲しいものについては「お金がなければ買わない」とストッパーが自分でかけられるものが多いはずだ。
紙に書き出してみるという行為は重要で、考えていることをわかりやすく視覚で理解することができる。
欲しいもの、必要なものを紙にまとめることで、あなた自身の思考回路を理解することができる。そこからあなた自身がお金を使う基準をなんとなくでもいいので、感じ取ることができればOKだ。
お金に関する本を読む
お金の使い方がわからないのであれば、読書をすることも有効だ。
節約本、お金持ちになるための方法、お金持ちの生活などといった類の本を読むことで、生活のどこでどのようにお金を使えばいいのかを勉強することができる。
お金に関するトレンドは日々変化しているものの、お金の本質的な部分は時間が経っても変化しない。
本には時間が経っても変わらないことが書かれており、そこに書かれていることは基礎の基礎だ。お金の使い方がわからないという段階においては非常に有効である。
本を読むうえでは注意点があり、お金に対して肯定的な本を読まなければ意味がない。
お金に対して否定的な本は大衆向けにデフォルメされたものが多く、お金の本質を表していることは少ない。
お金に対して肯定的な本、お金稼ぎに対して肯定的な本であれば、お金のことを真正面から受け止め、わかりやすい形で文章が書かれている。
初心者が読んでもわかるように書いてあるのが、書籍として出版されているお金本のいいところだ。
選んではいけないお金持ち本の代表的ポイントとは！？
お金に関する本のなかで、選んではいけないものというのも存在する。
それは
- お金儲けはいけない
- 目先のお金を追ってはいけない
という内容が書かれているものである。
前者については、お金の使い方を身につけられない主要な原因だ。
お金を増やそうとする意志がなければ、お金を使うチャンスに気づくこともできない。
収入が増えなければお金を使う機会も減ってしまいがちである。
お金儲けへのマインドブロックを解除し、副業でもいいので収入を増やすことで、お金を使う機会も増えてくる。
お金稼ぎがいけないというのは、最終的にはお金を使う機会が減ってしまうという点で、お金の使い方が身に付かない原因になってしまう考え方なのだ。
また、長期的利益ばかりを強調する本も注意が必要だ。
実際にお金を稼ぐ、使い方を覚えるとなると、一定額のお金が必要になる。
アルバイトでもいいので、一定額のお金を準備することは欠かせないし、いつ返ってくるかもわからない話にお金を投じることは愚かでしかない。
現実論として、目先のお金というのもある程度は考える必要があって、目先の部分をどう対処するかを考えることが、お金の使い方を身につけるうえで役立ったりするものだ。
スポンサードリンク
お金に関するブログや動画を見る
読書ではお金に関する考え方を学ぶことができるが、実践的な部分についてはあまり強くない。
実践的な部分はブログや動画のほうが強いため、読書した後にブログや動画を見るという流れがおすすめだ。
本で何十年何百年も変わらないお金の本質を勉強したら、今度はニュースになっていることや話題になっていることについて考えてみる。
お金の使い方は普段の思考や行動が積み重なって身につくものであり、特に「お金初心者」のうちは思考の習慣を付けることが重要だ。
ブログや動画を見るうえでも、お金やお金稼ぎに対して肯定的なものを見るようにしてほしい。
お金に対して肯定的な情報源というのは、お金のことをこと細かに解説していたりするものだ。ブログや動画を見たら鵜呑みにするのではなく、ブログや動画の内容に対して自分はどう思うのかをノートに書いていけばいい。
お金の稼ぎ方を知る
お金の使い方がわからない原因として、お金を失うことへの恐怖心、お金に対する執着が強いのは原因のひとつだ。
そのための対処法としてはお金の稼ぎ方を知るというのがあげられる。
お金を稼ぐ方法を知れば、お金を使って失うことへのネガティブな感情もなくなる。それによってお金をどんどん使っていけるようになり、お金の使い方も身についていく。
お金を稼ぐ方法は副業レベルでいいので、知っておくのがおすすめだ。それによって「お金がないなら稼げばいい」という気持ちになれるので、お金に対する不要な執着をなくすことができる。
お金を使うことに積極的になれないのはお金の稼ぎ方を知らないからで、稼ぎ方を知れば自然とメンタルブロックも外れていく。
一度メンタルブロックが外れれば、お金の使い方はどんどん身についていく。稼ぎ方を知れば、使うことも怖くないのだ。
まとめ
学校ではお金の使い方を教えてくれないため、お金の使い方は自分で勉強するだけ得をする。
短期的に見れば勉強のためにお金が出ていきマイナスになるかもしれない。しかし長期的に見れば、お金の使い方は早いうちに知っておいたほうが圧倒的にお得だ。
自分なりのお金の使い方を身につけられれば、身の回りの情報に惑わされるということもなくなるだろう。
お金の使い方は一度身につければ一生使っていけるので、今のうちに身につけてしまうのがおすすめだ。
