自己投資として本を買うのは、はたして本当に正しいのか? 投資と消費の区別は難しい

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読書はしばしば自己投資の具体例として取り上げられる。

しかし本を買って読むことすべてが自己投資というわけではない。

一見すると読書は自己投資に見えるかもしれないが、本を読んだ結果、お金を稼ぐのにつながるだろうか?

自己投資にも落とし穴があり、多くの人は「投じたお金が収益につながる」という点に気付いていないのだ。

知識を得る自分に酔っていませんか?

自分への投資として、本を読むのは悪くない。むしろ知識が1000円2000円で手に入る、いい文章を読めるという点で、かなり効率のいいお金の使い方だ。

しかし自己「投資」である以上、経済的なリターンを切り離して考えることはできない。

大半の人は読書をして勉強している自分に酔っているのであり、お金のことなどこれっぽっちも考えていないのだ。

もし本を読んで勉強になるとしても、それによって稼げるようになるのでなければ、それはただの消費でしかない。

いわゆるノウハウコレクターというやつで、勉強している自分に酔うための読書よりだったら、その分のお金でブランド物を買い、一生懸命観察したり使ってみる方がよっぽど効果的だ。

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お金にならなければ意味がない

勉強して知識を得ることについてお金で評価するというのは、教育の観点からすればナンセンスなように見えるだろう。

しかし自己投資にも目的があり、お金を稼ぐことあっての自己投資なのだ。

つまるところ、自己投資というのはお金稼ぎをするための手段のひとつであり、専門書を読むのは専門的な技術でお金稼ぎをするためである。

ロジカルシンキングをうたった本を買うのであれば、書かれている知識を使って自分でビジネスを立ち上げる、ビジネスを分析するようでなければ意味がないのだ。

お金で換算しないと軸がブレブレ

本来であればお金という統一基準で比較すべきだが、大半の人はお金以外の判断基準を持ち込む。

勉強して知識を得ることの楽しさだとか、勉強することそのものが尊いなどとは言われるものの、結局それらはお金を稼ぐことに対する逃げである。

自己投資として読書をしてもお金が稼げないから、別の評価軸を持ち込んで正当化しているというのが実際なのだ。

自己投資を効率化するカギもこの辺りにあって、「この自己投資をして、稼げるようになるのか」という判断基準のもとに自己投資をすると、大半のことがムダだと気付くだろう。

世間一般で言われる自己投資は判断基準があいまいにされた状態で語られているものが多く、勉強することが尊いだとか学歴主義だとかいう受け手の思考を狙ってアピールされているのだ。

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投資と消費の区別は意外と難しい

こうして考えてみると、想像以上に多くの人が投資と消費の区別がついていないことに気付くだろう。

あなたの身の回りにいる意識高い君も自己投資という名目で実際には消費しているかもしれないし、イケメンで勤勉なあの人も自己投資の落とし穴にハマっているかもしれない。

まあ、本当に効率よく儲かる自己投資の方法があったら赤の他人には売らないだろうし、自分や身内どうしでボロ儲けしているはずだ。

自己投資も本当に投資かどうかを意識しないとお金が消えていくばかりで、情報商材を買ってばかりのノウハウコレクターと何も変わらない有様になってしまう。

本当に自己投資をしたければ自分で考え判断する必要があるし、その買い物が必要かどうかを徹底的に考えなければならないのだ。

まとめ:自己投資はお金稼ぎのための手段

自己投資もお金儲けのための手段に過ぎず、実際にはそんな簡単なものではない。

読書をしてお金持ちになれるのであれば、誰もがお金持ちになっているはずだ。

実際のところ、読書は本を買うためのお金だけではなく、読むための時間まで使うことになる。

時間という限りある資源を使うことを考えた場合、そこまで悠長に自己投資などと浮かれていられないのが現実だ。

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