卵はひとつの籠に盛れ!? まだ成功していないあなたがやるべきこと

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投資に関する格言として有名なもののひとつに「卵は一つの籠に盛るな」というものがある。投資についてちょっと調べたことがあれば、すでに知っていることだろう。

ただ、その言葉の意味について本質を理解している人は少ない。

多くの人が分散投資の意味を理解せず、ただその言葉をありがたがっているだけなのが現実だ。

分散投資の落とし穴

卵を一つの籠に入れていると、その籠を落とした時に卵が大量に割れることになる。そのため、卵を複数の籠に分けて運び、被害を減らせば大丈夫。

たしかに、卵を分けて運べば籠を落としたときの損失は減らせるし、合理的な考え方に見えるだろう。

しかしこれには落とし穴がある。ポイントは「被害を減らす」という点で、守りの姿勢を意味する言葉なのだ。

成功して億単位のお金を投資している人であれば、お金を減らさないことの方が重要となる。株の配当を3.5パーセントとして考えた場合、3億あれば約1000万と、働かなくても普通に生きていけるだけのお金が手に入る。そのため、お金を減らさないという選択肢は正しい。

だが、まだ経済的に成功しておらず、ごく少量のお金しか投じられない場合、仮にうまくいったとしてもごく少量のお金しか手に入らないのだ。

分ける分の卵もないのにどうするの?

上記の例では株を取り上げたが、この話は株だけに限ったことではないし、投資だけに限ったことではない。

経済的に成功していない人がとるべき行動は「一点集中」であり、お金を分散している余裕はないのだ。

まだ成功していない人の場合、少ない額のお金をもとにして稼いでいくことになる。うまくいく確率がどれだけお金をかけても同じだとしたら、成功したときに収益が跳ね上がるようにお金を使うのが合理的なのだ。

投じるお金が少ないにもかかわらず複数のことに分散投資してしまった場合、仮に成功したとしてもその分儲けが減ってしまう。

まだ成功していないうちは、うまくいったときのリターンを最大化する方向に力を注ぐのがいい場合がほとんどだ。

たとえばあなたが副業でお金を稼ごうとする。

副業にはブログやせどり、ハンドメイドなど数多くの方法があり、最初のうちは幅広く手を出すことになるだろう。

しかし一通り手を付けて感触を確認したあとは焦点を絞っていく必要があり、ブログならブログ、せどりならせどりといったように、やることをひとつに絞る必要があるのだ。

もし副業レベルで分散投資をするとどうなるか。アルバイトで働く時給よりもはるかに安い金額しか稼ぐことができず、「バイトでいい」で終わってしまうことになる。

分散投資という言い訳を使い、あれもこれもと手を出すのは、結局のところ無駄に終わる可能性が高いのである。

逆に、たとえ副業レベルであったとしても時間やお金をひとつのことにつぎ込めば、本業を超える収入を実現できる可能性もある。

それぐらい一点集中のパワーは強く、成功していないうちは攻めの姿勢で稼ぎにいった方がいいのだ。

ひとつの籠に盛って注意深く運べ

もっとも、卵はひとつの籠に盛るなという言葉にも続きがある。

この言葉は「愚か者は『卵を一つの籠に盛るな』と言う。賢者は『卵を一つの籠に盛り、注意深く見守れ』と言う。」から抜き出したものに過ぎない。

後者については集中投資そのまんまであり、まだ成功していない人に当てはめると「お金と時間をひとつの商売に集中しろ」ということになる。

お金を使えるだけ使い、効率化を徹底すれば、たとえ副業レベルであっても7桁8桁稼ぐこともできる。

やはりことわざには裏があり、この言葉も例外ではないのだ。

まとめ:成功していないなら集中投下!

結局、卵を一つの籠に盛るなという言葉をありがたがっているのは、経済的に成功した人か、ただの投資理論オタクということになる。

まあ、そもそも成功した人は稼いで得たお金を減らさないように自然と分散するだろうし、ことわざの裏の意味などとっくの昔に気付いている。

そのため、身近でこのことわざを多用してくる人がいたら十中八九投資理論マニアだし、投資本で書かれるようなことはまだ成功していない人には全然使えない内容なのだ。

もしあなたが行動する際には、分散投資ではなく集中投資を考えてみてほしい。大抵の場合、ひとつのことに集中した方がうまくいくだろう。

幅広く手を出すのは試し打ち程度にとどめておくべきで、ある程度方向性が固まってきた段階では、分散投資はうまくいったときの利益を減らすリスクとなるのだ。

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