同じ額のお金を稼いでも、すぐになくなってしまう人とそうでない人が存在する。
実際、お金の使い方が上手な人と下手な人との間には行動に違いがあり、お金が貯まらない人の行動には共通点がある。
ここではお金が貯まらない人の特徴を解説し、「なぜお金が貯まらないのか」をわかりやすく説明する。書いてある内容から、お金が貯まらない理由についてスッキリと理解することができるだろう。
ここに紹介した落とし穴に気を付ければ、お金が貯まらないのを回避することは容易だ。
買い物の回数が多い
買い物の「回数」が増えてしまうと使う総額も大きくなってしまい、お金も貯まりにくい。
1回1回の買い物は安くても、数が重なるとかえって高くつくという場合が少なくないのだ。
割引を求めてスーパーをさまよったことはないだろうか。
筆者は過去にそのようなことをしていた時期があり、10円20円の安さを求めて複数の店に行ったら、余計なものまで買ってしまった。その結果、数百円多く買い物をしてしまっていた。
買い物しているときはあまり意識しなかったものの、買い物が終わってみると「何でこんなに使ってしまったんだろう…」と思うばかり。
お金のやりくりも厳しいものを感じ、家計がピンチになってからようやくスーパーの梯子をやめるに至った。
食べ物に限らず、買い物はできる限り1か所で済ませたほうがいい。お金が貯まらないと思ったら、日々のちまちまとした額の買い物が積み重なっていることが多いものだ。
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いつもお金を借りてばかり
お金を借りてばかりの人も、お金が貯まりにくかったりする。
これも当たり前のことだ。なぜなら、自分のお金を使うという感覚がないから。
友達からお金を借りるのが普通になってしまうと、今自分がどのぐらいの額を持ち歩いているのかに無頓着になってしまい、お金を使うことそのものに対しても無神経になってしまう。
「足りないなら借りればいい」が常態化してしまうとお金の使用に歯止めがかからなくなってしまい、貧乏を抜け出すことができないのだ。
お金を使う感覚がなくなってしまうと、お金に対する関心まで薄れてきてしまい、お金をうまく使うことができなくなってしまう。
そのため、ATMでお金を引き出すだとか、自分で払った額を管理するだとか、地道にひとつひとつやっていかないと一生貧乏なままだ。
他人に合わせてお金を使う
お金が貯まらない人は、なぜか他人に合わせてお金を使いたがる。
「みんなが買っているから」というのは、お金が貯まらない人に共通の言葉だ。
実際問題、みんなが買っているものを買わなくてもやっていけてしまうケースは無数に存在し、借りられるものだったら借りて使えばいい。
英会話塾や習い事にも同じことがいえ、見栄のためにお金を使う人はお金が貯まらないのだ。
逆に、お金が貯まりやすい人は周囲に合わせてお金を使うことはないし、見栄を張るために高い買い物をすることもない。
本当のお金持ちが質素な暮らしをするのは、見栄のための買い物が完全なムダでしかないのをわかっているからである。
買い物をしないことによる仲間外れ感に耐えられるようになれば、あなたもお金が貯まるグループの仲間入りだ。
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余計な人付き合いが多い
買い物の回数のみならず、お金が貯まらない人はムダな人付き合いが多いという特徴もある。
人間関係はただ広げればいいというわけではなくて、自分のためになる人との付き合いを優先しなければならないのだ。
ムダな人付き合いが多いとその分出費が増え、財布からはどんどんお金がなくなっていってしまう。
陰口を言い合うような仲間とばかりつるんでいてもムダでしかなく、時間とお金が消えていくだけだ。
人間関係を広げるのをやめ、自分のためになる人との付き合いだけに時間を使うようにすると、自然と出費も減っていく。
これは買い物の回数と同じ話で、少数の人とだけ付き合うようにすることで、お金が出ていく機会を抑えることができるのだ。
なんとなく飲み会に行きまくる
飲み会にかかるお金というのは、本を買うのに十分な額がある。
本を読めば、お金の貯め方を覚えることは容易に身につけられる。
その一方で、飲み会に行ってばかりだと本を買うためのお金が消えていくし、本を読むための時間も確保できない。
飲み会に行ったところで陰口を言い合うだけだし、そうである以上はその飲み会はムダでしかないのだ。
つまるところ、飲み会になんとなく参加していると、お金も貯まらない。お金を貯める方法を学ぶ時間も確保できない。
お金が貯まらないというのもある意味で当然のことであり、出るべき飲み会を見極められないと、延々と貧乏生活を続けるハメになってしまう。
実際のところ、本当に出るべき飲み会というのは少ないし、自分より上の人が来ることもあらかじめ知ることができる。
あとは必要な飲み会にだけ顔を出せばよく、どうでもいい飲み会に参加してばかりでは、お金が貯まるということもないのだ。
稼いだお金をすべて使ってしまう
お金を稼いでも、そのお金をすべて使ってしまえばお金は貯まらない。
稼いだお金で嗜好品を買うからお金は貯まらないし、自分への投資をすることもできない。そうして延々とお金がないと苦しむ羽目になるのだ。
たしかに、稼いだお金の使い方は自由だ。
しかしお金を贅沢にばかり使って消費していては、自己投資に回す額が残らない。
長い目で見れば、本を買ったりする方が経済的に豊かになるのはあるし、まとまった額のお金を貯めることができれば独立することもできる。独立すれば面倒くさい通勤からも解放されるため、ストレス軽減、ひいてはさらにお金がたまりやすい生活となる。
極端な話、生涯賃金を稼ぎきったとき以外は嗜好品に使うべきではなく、十分に稼ぎきるまではお金を嗜好品に消費するというのはありえない話なのだ。
お金の使い方のルールを持っていない
お金の使い方について、自分なりのルールがないというのは貧乏に直結する話だ。
みんなに合わせて買い物するのもそうだが、買い物をする基準が自分ではなくまわりの人にある場合、周囲に合わせてお金を使うことになってしまう。
お金を使う・使わないを自分で判断できないという点で、お金を貯めるのがひどく難しくなっているのだ。
みんなはあの商品を買っているけど、自分には役に立たない・使わない商品だから買わない。
休日に旅行に行くのが当たり前のような雰囲気のなかで、旅行よりも楽しいことがあるからそっちにお金を使う。
このように「自分で判断する」というのができればお金は貯まるし、自分で判断できなければお金は貯まらないばかりだ。
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自分で稼ごうとしない
ここまで使い方に関する話をしてきたが、そもそもの前提の部分である「稼ぐ」という点についてもお金が貯まらない人には共通点がある。
お金が貯まらない人はお金がない状況を不満に思うだけで、お金を稼ごうとはしないのだ。
「ないなら稼げばいい」という非常に単純な発想だが、お金が貯まらない、お金がないという人は給料に文句を言うだけで実際に稼ごうとはしない。
食費などの最低限の出費は削るのに限界があるため、副業をするなどして収入を増やすのもお金を貯めるうえでは重要である。
今は副業をする環境も整ってきているため、あとはやるかやらないかの問題だけなのだ。
もし自分で足りない分のお金を稼ぐ姿勢が生まれれば、自然とお金が貯まるようになっていくだろう。そこまでいけば、貧乏脱出も目前だ。
まとめ:自分で判断できるようになれば、無駄遣いも減っていく
お金がない、お金が貯まらないという状況を受け止め、それを改善するために行動していけるかどうか。
お金が貯まる人と貯まらない人の違いは、自分で考えて動けるかどうかにあるのだ。
自分なりの判断基準を持つ、副業をして収入を増やす、etc…
お金が貯まらない点については、意識的にお金のことを考えるようにすることで、大幅に改善することができる。
最初のうちは苦労しても、お金が貯まらない状況を打開する方法を考えて実践していけば、お金が貯まりやすいという状況を作り出せるはずだ。